ぶっちゃけ、野田さんも松尾さんも苦手な部類に入るんですが。。
野田さんは哲学的だし。。
松尾さんはう〇こ好きだし。。
今回はね、面白かった。
哲学的でもあるし、う〇こも出てくるんだけど。
なんでかよくわかんないけど面白かった。
マイナス×マイナス=プラスってことなのか。。
野田さんに限って言えば、
野田作品と私の間にワンクッションあるとスッと入ってくるみたい。
『パンドラの鐘』がそうだったんだよね。
野田さん演出は出演者が豪華だし好きな役者いっぱいいたけど
なんか受け付けなかった。。
蜷川さん演出のほうが暗かったけど面白かったんだよね。
苦手な松尾さんの演出でも入ってくれたほうが
受け入れやすくなるのかもしれない。
山崎一さんがいつの間にか客席に座っててガサガサ音たてたり
客席で携帯鳴らして携帯取り上げたり
どこまで芝居なんだみたいな演出には
ちょっとびっくりしたけどね。
芸劇小ホール1ってもっと観やすい劇場のはずだったんだけど
今回は何故か観づらくなってて
モニターがよく見えなかった。。
そのフラストレーションのせいか、
ただ単に面白かったからなのか、
見える部分はしっかり観ようみたいな気分になっててね。
ラストの百子の姿が三次元から二次元、
形ある物からただの線になっていくところなんか
吸い込まれそうになるくらい見入ってたもんね。
てことで出演者。
博多弁は全員に違和感ありましたが、
それはそれとして。。
多部未華子ちゃんって初舞台?
度胸はいいし、声も通るし、眼力がある。
表情が豊かというよりも目ヂカラで感情表現できる人。
思ったよりクセがないので、いろんな役ができそう。
山崎さんは安心と信頼の役者。
肩に力が入らない役者No.1です。
吹越満さん、ナマで観るのはじめてかも。
軽快だね。軽さもあって快い。
山崎さんも飄々としてるけど、吹越さんはその上をいく。
存在感に現実感がない役者は珍しい。
江本純子さん。
自由に動く他の三人の芝居の受けを一手に引き受けてた。
こそっと一番大変な役回りをこれまた飄々とこなす。
この芝居の一番の功労者かもしれない。
千秋楽、松尾氏もカテコに登場。
松尾さんが新聞丸めたみたいな苗を最前列のお客にプレゼントしてるのを見て
大ウケしてた多部ちゃんが可愛かったねぇ。。
あれ、もらっても困るよねぇ。。