まずは『リバウンド』
ダイエット失敗の話ではありません。。
ふくよかな女優さんしか出てないのは事実ですが。
バブル期、夢いっぱいのコーラスグループの女の子たち。
見た目ちょっとドリームガールズを思い出す。
誰がビヨンセなんだろ。。
Aプロまだ観てないからわかんないけど
たぶんこのシーンのためだけに振付入ってるんだよね。。
で、この作品のためだけに歌唱指導が入ってる。
贅沢だ。。
それから数年?・・十数年かな。。
それぞれ人生の方向性が違ってきた頃。。
夫のDVに悩む瑞穂(平田さん)と
ほぼ音信不通状態だった父が倒れて田舎に帰る決心をした菊子(池谷さん)と
妻子ある男性と不倫中の弥生(星野さん)。
クリスマスイヴの夜、菊子の部屋にたまたま集まった三人。
コーラスグループの解散はもう決まってるけど
未練いっぱいの瑞穂、固い決意の菊子。
どっちの気持ちもわかるけど、解散致し方なしの弥生。
観てるほうはどの人にも共感できるから
ちょっと感情的な言い争いにイライラすることなく観てられる。
みなさんコメディエンヌ入ってますから
共感しつつ笑えたりもする。
ていうか、これは基本ヒューマンコメディなんだよね。
ちょっとほろっとするけど三人のキャラもあって笑えちゃう。
一足先に帰った瑞穂も、残った菊子と弥生も最後は笑顔。
ほのぼのほんわかなラストでした。
一本目で超満足したので期待も膨らむ二本目。
『ポン助先生』
こちらも三人芝居。
新進マンガ家と編集者、そして落ち目のベテランマンガ家。
私はマンガに詳しくないもんで
「ネーム」というのがなんなのかよくわかんなくて。。
ストーリーとかセリフとかそんなもんかな~と思いながら観てまして。
そんなに外れてはいなかったようなので安心。。
ちなみにネームとは
こういうことだそうです。
新作書かせろと言って断られるのが怖いポン助先生が
絵の才能
だけはある杉森くんにネームを渡して
新作「幕末コンフィデンシャル」(通称:幕コン)を描かせる。
人気マンガになった幕コンだけど、無茶苦茶な性格のポン助先生と杉森くんが仲違い。。
絵以外の才能がない杉森くんは疲れ果て。。
幕開けは編集者の稲垣さんが原稿読んでるところからなんですが。
稲垣さんの西尾さんがものすごくイイ女に見えた。。
や、西尾さんイイ女ですけど。。。
めんどくさいオッチャンと爽やかだけど手のかかる青年の間で
清涼剤となっておりました。
黄川田くんは広島からマンガ家を夢見て出てきた純で素直な青年。
「はい!」って返事がいちいち可愛いじゃないか、このやろー。。
一人で描くのに疲れちゃって精神的に参っちゃった脱力感が上手い。
いろんなもんに振り回されるってのが似合うのかもしんない。
山路さんのポン助先生。。
実にかわいらしい。
ポン助先生は『蒲田行進曲』の銀ちゃんみたいな人で
ほんとめんどくさいオッチャンで困った人なんだけど
山路さんがやるとホントに憎めない。
いろんな意味でタイミングが大事な芝居ですが
抜群のチームワークですごく面白かった。
いやぁ、Bプロは期待以上の面白さでしたな。
Aプロはホラー入ってたりするみたいなんだけど。。
一時間の芝居だもん、小難しい芝居にはならないよね。
と、やっぱり期待してますよっと。