舞台で外国語が飛び交うってのはよくある話ですが。
普通なら何と言ってるかをわざとらしくなく解説してくれるもんだと。。
英語はまだわかる単語もあるけれど。。
フランス語なんかわかるかいっ!
何を喋ってるのかわからんまま話が進む。。。
英語フランス語がわからん私は置いてきぼり。。
怒ってるとか凹んでるとかテンション高いとか
雰囲気だけはわかるけど。。
ま、マレーヒルのメイドさんマリア(カリン山田さん)のフランス語は
中身がわからんでもかまわん作りにはなっておりますが。
ビジネスの話を英語でバーッとやっちゃう一幕前半は
眠気との決死の戦い。。
三枝子の
麻生久美子さんとキタの
三宅弘城さんの絡みで
ようやく睡魔退散。。。。
三宅さん固すぎない真面目キャラと
松重豊さんのイラつかない嫌われキャラでもった舞台かなぁ。。。
三宅さんがいいんだ、これが。
麻生さんとの絡みのさりげないリードとか
ヘレンさんへの愛あるツッコミとかもいいし、
いちいち泣いてもうっとうしくないし。
父親を心配する息子としても描かれてる。
もしかしたら登場人物の中ではキタが一番書き込まれてるんじゃなかろうか。。
主役ではないけど、この芝居の芯だった。
マッチゲさんのフジオは三枝子の夫。
ソトオカの運転手でもある。。
普通にやったらただの嫌な奴なんだけど
マッチゲさんは「嫌な奴は嫌な奴になる理由がある」みたいな感じ。
上手くいえないけど。。
人を食ったような態度や言葉の端々にそんなことを感じた。
麻生久美子さんね。
声が細い印象を持ってたんだけど。
たしかに細いんだけど、意外と通る声してる。
三枝子ってどうしたいんだかよくわからない女みたいに書いてあるから
演じるには難しいと思うけど、初舞台でこれならいいんじゃないでしょうかと。
下手すると浮いちゃうような役なのに
ちゃんと共演者となじんで演じてたからね。
逆にARATAさん、声質はいいし
立ち姿もきまってるのに・・・セリフが聞き取りづらい。。
腹式発声じゃないんだな。。。
発声は基本だからねぇ。。
そこを改善してくれれば舞台もイケるとおもう。
タナカとスージー。
荒川良々さんと市川実和子さんのカップルですが。
ごめん、ラストになるまでどういう意味がある役なのかわからなかった。。
ラストで良々が出てきてやっとぼんやりわかったくらいで。。
あとにして思えばいくつか伏線はあったなぁと。。
ていうか、伏線わかりづれ~。。
こんな感じで、決してわかりにくくないストーリーなのに
無理やりわかりづらくしたなって印象です。。
そこが岩松さんらしいっちゃらしいですが。
そんな岩松さんはやっぱり苦手。。。