田舎の町の割箸工場の経営者とその家族、従業員、
そしてそこに集う人々の日常と非日常。。
どこにでもありそうな話ではあります。
借金まみれだったり離婚してたり。。信金横領事件があったり。。
なんか悲惨な状況が続くんだけど
最後にほんのちょっとだけ救いがあるから
ホッとして観終えることができたかな。。
少し無駄かなと思う部分とか
個々の俳優さんでやりすぎな人がいるくらいの難はあるけど
そこそこ上手くまとまっててなかなか面白かった。
半海さんは頼りない抜けた経営者を飄々と演じててよかった。
TVでは嫌味なオッチャンみたいな役が多い人ですが
この舞台ではいい人感が漂ってて。。。
小柄だからか…なんか可愛い憎めないおじさんでした。
田岡さんは半海さんの母親役。。。
年齢的にどうなのよ~って配役だけど
そこそこシャレた元気なオバサンて感じだったから。。
ま、いっか。。。
小橋さんね~色白くて細くてめちゃめちゃキレイ。。
芝居もなかなか上手いし~。
いろんなことに疲れてても美貌を保つ
謎の信金のマドンナがすっげえ似合ってた。
あと、よかったのが経営者の弟役の
林和義さん、
その外国人嫁の
桜井ひとみさん、信金職員の
本間剛さん
自然保護団体まがいの活動してる
信川清順さん。
林さんと本間さんの絡みはすごく面白かった。
よくなかったのは経営者の元妻役の
兎本有紀さんと
信金の若手職員田澤佳代子さん。
兎本さん、リアルといえばリアルだけど
抑制が効いてないから観ててイライラする。。。
田澤さんは役的にも浮いてるけど
存在自体が悪い意味で浮いてる。。。
とまあ。。
なんだかんだ言っても面白かったですよ。
明日が千秋楽だけど
観て損はない作品です。
あとね。
やっぱり小劇場系のスタッフさんは感じいいですな。
どっかの大劇場とか大手劇団のエラそ~なんとは大違い。
観に来てくれてありがとう!!!
って気持ちが前面に出てるのは
ちょっと照れくさくもあるけど、やっぱり気持ちがいい。