主役の天野に
佐々木蔵之介さん。
仕事人間、父親と不仲。
それが世界の更新を知って、人との交わりの中で変わっていく。。
冷たさもヒューマニティも持ってる蔵之介さんに合ってるし上手い。
市川亀治郎さんは天野の友人の葉刈。
亀ちゃん久しぶりぃ~
手塚とおるさんの岸と天野の中間の位置にある役かな。
今の世界には絶望してるけど
岸ほどは割り切ってない感じかなぁ。
亀ちゃんの風貌とハスキーな声が役に合ってる。
現代劇に慣れてない感じは多少あるけど
歌舞伎の合間にたまにやってくれればと。。
岸は門番のを総括してる人なのかしらん。
葉刈よりもクールに世界の更新に向けて動いてる人。
手塚っちってもう47才なのかー。
年齢不詳だから納得でもあるけど。
こういう不気味な役やらせたらやっぱハマるよな~。。
初舞台の
中尾明慶くん。
今どきの若い子の魚住役。
そんなに難しい役じゃないし
絡みの多い蔵之介さんと
浅野和之さんのフォローもあって
無難な初舞台でしたな。
声に多少難ありではあるけど
身体の動きは舞台向きだと思う。
次は『奇跡の人』に出演だとか。
がんばってね~、観ないけど。。
役としては一番普通の人というか、
他の五人以外の世界中の人類の代表みたいな天野の弟、雄二。
演じてるのは
有川マコトさん。
この人が出てくるとホッとする。
一番観てる側の感覚に近い役だからかな。。
それとなんとなくにじみ出てるお人柄ね。
浅野さんはコンビニ常連客で無職の時枝さん。
どうやら天野に横領告発された過去があるらしい。
でも天野に対しては恨みというより同情というか、心配してるっぽいね。
蔵ちゃんとの掛け合いは見事なコンビネーション。
浅野さんがボケで蔵ちゃんツッコミね。
浅野さんって軽やかなイメージがあるんで
変に重苦しくならないのがよかった。
男ばかり六人の舞台、
暑苦しいかな~と危惧しておりましたが
意外と爽やかで(笑)
11月の男五人PARCOは暑苦しそうです。。。