セットはけっこう工夫されてましたね~。
けど、さいたま芸術劇場の特徴でもある舞台の奥行きが
あまり活かされてなくてもったいなかったかな~。。
なんかせせこましく感じたなぁ。。。
二日目にして早くも喉痛めてるキャスト多し…
吉田鋼太郎さんなんか、声振り絞らなきゃならない台詞も多いし
けっこう急な階段の昇り降りも激しいからちょっとお気の毒。。。
唐沢寿明さんも珍しく声裏返ってたし。。
白石加代子さんもちょっとひっくり返ることあって…
鋼鉄の声帯を持つ
勝村政信さんと
あまり台詞のない
香寿たつきさんくらいかな、喉痛めてないのは。
まあ、そういうことを差し引いても
かなり完成度の高い舞台ではありますです。
迫力ある演技でコリオレイナスを演じた唐沢さんですが
追従の言えない頑固な男がはまってる。
もう少し要領よく生きればいいのに…と観客に思わせる、
ちょっと母性本能をくすぐる感じがいいです。。
勝村さんがすばらしい。
真っ直ぐなとこと腹黒いとこが上手くミックスされてて
ラストは勝村さんがもっていった感じ。
白石さんはいつもパワーあるな~。。。
作品全体が重厚なんで、ちょっとした息抜きも担当してて。
この母が男だったら、確実にローマ牛耳ってたよなぁ。。^^;
見た目がちょっと西太后風だった。。。
それは蜷川さんの狙いのような気もする。。
ロンドン持ってく作品だし。。
コリオレイナスがちょっとマザコン気味…というか
母親(白石さん)の影響受けまくりの男なせいか、
あんまり妻子への愛情は感じられなかったな。。。
そのせいもあって妻を演じる香寿さんの存在感が薄い。。。
常に一緒に出てる白石さんの迫力がすさまじいんで
仕方ないところではあるけど。。
でも
高橋礼恵さんみたいに、1シーンだけでも印象に残る芝居もあるんで
香寿さんももうちょっと押しが必要だと思うです。。。
さっきも書いたけど鋼太郎さん、大変だと思う。。。
けっこう長丁場なので
皆さん大変だと思うけど、鋼太郎さんが一番心配だ。。。
他に印象に残るのは、前述の高橋さんと
樋浦勉さんかな。
あとね…ロンドンに持っていくからと
日本風にってのはわかるけども。。。。
ラストのお経ってのはどうだろ~。。
あれだけは違和感あってテンション下がった。。。
追記:
観音像には引かなかったのに、お経に引いたのは何故だろう。。。
聴覚に訴えられるとダメなのかもしれない。。。