幕開きは父さんとの再会から。
そして母さんとも再会。
配役がピタリとハマったのがよかったね。
桔平ちゃんの少年ぽさ、
甲本雅裕さんの朴訥さ、
池脇千鶴ちゃんの庶民的な雰囲気。
映画で三人の関係がわかってるからね、
余計に三人の間に流れる空気が愛おしい。。
こういうのを見るとスズカツって
役者を見る目は確かだなぁとは思う。。。
自分のマンションに帰った桔平ちゃんは仕事の打ち合わせ。
相手のプロデューサーが
羽場裕一さん。
桔平ちゃんの別れた奥さんに惚れてたらしい。。
仕事だけじゃなく、私生活でも関わりを持つことに。。。
なんというか、、自然だ。
自然にそこに存在してる。
羽場さんタイプの役者さんは何でもできるんだよね。
そして桔平ちゃんの前に現れる女、ケイ。
これが内田有紀ちゃん。
シャンパンを持って訪ねてくるけど
桔平ちゃんは追い返す。
そしてその夜。。。。。
悪くはないけど。。
もうちょい怖さがあってもいいかと。
別れた奥さんとすき焼き屋のおばちゃんで登場する方が。。
チラシにはちっちゃく名前が書いてあるのみだけど
白神直子さん。
ブログを読んだらなんと妊娠中らしい。。
気づきませんでした。。。
内田有紀ちゃんだけが微妙に演技の質が違う気がしたけど。。
ケイという役には合ってなくもないから
舞台を続けて勘を取り戻して欲しいね。。
この作品の見せ場はやっぱすき焼き屋でしょ。
ここですき焼き屋に向かう演出と
冒頭の寄席の帰りに父さんに会って両親のアパートに向かう演出。
珍しくスズカツグッジョブ。
下手の階段から降りて客席を通って上手の階段へ。
これが出会い。
すき焼き屋へは逆回り。
これが別れへの序章。
いやぁ、久しぶりにいい仕事をしたスズカツに感心。
で、肝心のすき焼き屋。。
たしかに別れのせつなさでうるうるするんだけど。。
両親が後ろにはけるってのはどうなんだろ。。。
有紀ちゃんのケイもそうなんだけど、
なんかさ~照明とか駆使してさ~
もちっと幻想的にできなかったかな~。。。
ついでに言うと二つの扉。
アパートの扉はあれでいいとして、
マンションのはあれじゃ安っぽすぎでしょ。
客席使ったところ以外では
相変わらず役者頼みの演出。。
まあ、この場合は作品のよさと
台詞劇じゃないってことで余計な事されるよりマシって感じですが。。
三回のカテコで満足そうなキャスト陣の顔を見て
ま、いっかと。