で、そのつかみですが。。
わいわいがやがやの合間に小芝居してる
ビリーとジュリーとミセス・マリン。
ビリーの存在感薄っ!
ミセス・マリンが入ってこなきゃわかんないだもん。
ちょっとくらいオーバーアクションすりゃいいのに。
あそこはいわゆるパントマイムみたいなもんで、
動きだけで役のキャラと関係性を示さなきゃならんのじゃないのかい。
わかったのはジュリーとミセス・マリンのキャラと思いだけで
ビリーのキャラもジュリーに会ってどう思ったかもさっぱりわからん。
なんだかな~と思っていたら
本編が始まってもうあかん。。。
ビリーの芝居がほんとにダメダメ。
あんなの街でだらだら遊んでる男の子と一緒じゃん。
ジュリーに対する感情も
結婚した後、なんで家に寄り付かないかも
表現しないからさ~
一生懸命ビリーとの関係性を表現しようとしてるジュリーが空回り。
死ぬ時のジュリーへの台詞。
あそこってめっちゃ大事なのに
さらーっと流してしまっている。。
死んでから娘の様子を見てる時。
あそこはさー娘のルイーズをずっと見てなきゃ。
一緒に踊ってるカーニバルボーイ見てどうするよ。
な~んもわかってないんだか
わかってても技術がないのか。。
記憶あいまいでよくわからないけど
十数年前の東宝作品よりかなりカットされた部分があるとか。。
だったらなおさらそこを埋めるような表現しなきゃ。
い、いかん。。。
またもや絨毯爆撃になってしまっている。。。
やめとこ。。
で、ビリー以外はまあいいんちゃいますかと。。
ジュリーの
笹本玲奈ちゃん。
ジュリーとしては間違ってないし、母にも見えるようになってきてるし。
いろんな意味で成長してるな~と思う。
ただね。
ビリーが受けてくれないんで気の毒としか。。。
この『回転木馬』を救っている一番の功労者はスノウですな。
正直、
サカケンさんいなかったら一幕で帰ってたね。
真面目でいい人だけど空気読めないスノウを
ちょっとデフォルメして憎めない人物像に。
相方のキャリーの
はいだしょうこさん。
声と芸風はキャリーに合ってるし、ちゃんとキャリーになってるけど。
その声と芸風は役を選びそう。。
どんな役でもできるというタイプじゃなさそう。。
ミセス・マリンの
風花舞さん。
嫌な女できっちり演じてはいるけど
いかんせん若すぎるな。。。
ジガーに「ばばぁ」と言われてるたびに
「そうでもないだろ。。。」と思っちゃった。
そのジガーは
川麻世さん。
ナマ麻世さんってもしかしたら初めてかなぁ。。
実年齢はもうオッサンなはずですが。。
やたらかっこいい。。芝居も上手いし。。
もっと見せ場があるとサカケンさんと双璧の存在になるんだけどなぁ。。
ジュリーの従姉ネッティの
安奈淳さん。
頼れる姉御でした。
この日のカーニバルボーイは
中川賢さん。
ものすごい技をものすごいって思わせないってものすごいね。
簡単に見えるけど実はすごいことやってる。
とんでもない身体能力だ。。
前述の安原さんと小宮さんの手堅い上手さとか
一人を除いて、出演者の皆さんは
ちゃんとこなしてらっしゃるんだが。。
アンサンブルの皆さんを含めてね。。
どういう『回転木馬』を作りたかったんだろう。。
こう言っちゃなんだが・・・
適当なやっつけ仕事に見えるんだわ、演出が。
S席¥12,000も取るんならさ。
値段に見合ったもん作れよってさ。。
ま、わたしゃそんな高い席には座っておりませんがね。
チケット売れないからって
あとから値段下げたりイベントやったり特典つけたりって。。
だったら最初から値段下げとけよって。。
まあ、これは普段から思ってることではありますがね。
今回はさらに強く思ったのでありますよ。。