重ねてしまう作品とは『
宝塚BOYS』
あちらは結局夢破れました結末。
こちらは夢かないました結末。
夢見る男たちを取り巻く状況としては
どっちも夢がかなうのは難しい。
どっちも実在する劇団であり、大会。
だからリアリティがないと観てて冷めちゃう。
5000を17分以下で、というタイムトライアル突破はまだわかる。
本戦出場って。。。
ありえないよ。。。。
作品サイトに区間メンバー出てるけど
まさかマジ本戦出場とは。
予選突破ならず、本コースを皆で走るとか
そんな流れだと思ってたし。
箱根駅伝ってそんな甘かぁないじゃん。
それとメインの見せ場。
走りの見せ方、たすき受け渡しなど
裕美さんらしい演出でさすがなんだけど
これも前述の『宝塚BOYS』のレビューシーンと比べて観ちゃうもんだからね。
地味派手じゃなくて
あのレビューにあったのは哀しさ虚しさといった深さ。
それが簡単に出場しちゃってるもんだから
体調悪いとか恋愛ボケとかあっても・・・浅い。
それでも10位って。。。
ないないない、ありえないよ。
キャストの半分は若手。
みんな発声はそこそこちゃんとしてるし
役のキャラはきちんと掴んでる感じ。
双子くんも見た目は区別つかないけど
それぞれ役の個性出して演じてるしね。
黄川田将也くんは初舞台かな?
と思ったら、今WOWOWで偶然プルミエールで
黄川田くんとカケル役の
和田正人くんが。。
黄川田くんは初舞台だそうな。
ていうか、W主演なのか。。。
はじめて知った。。
まあ、そう言われりゃそうか。。
テレビで見てると顔というか、頭小さいなーという印象しかなかった。
舞台で生で見るとやっぱり頭小っちゃいなー。。。
若いわりには落ち着いた演技のできる人。
迫力不足のとことか、たまに台詞がクニャっとなるけど
このままでいくと萩原聖人くんタイプの役者になりそうな気がする。
他に目につく駅伝部員はやっぱり
瀧川英次くん。
捕虜の時と似たような役柄ながら
ちゃんと違う役として演じてるし
なんつっても間がすごくいいよね。
こういう役者は大事にしたいね。
鍛治直人さんも文学座だけに手堅い。
紅一点の
近野成美さんは可愛いし度胸もあるけど
声がキンキンしてるのがちと残念。
まだ二十歳かよ・・・若ぇな。。。
新成人おめでとうございまする。
あの無口な駅伝名門エースは本当に
伊藤高史さんなの?
帰ってサイト見るまで誰かわからなかった。。
お見事です。。
ベテランの
花王おさむさんと
樋渡真司さんは当たり前のように好助演。
駅伝が終わって。
それぞれが日常に戻り、新たな道を進もうとしていく。
この流れも『宝塚BOYS』の二番煎じのようで。。
この作品を楽しむまでいけなかったなぁ。。
ちょっと残念。