そんな演出家の怠慢にめげず
役者さんたちはがんばった。。
サド侯爵夫人の
篠井英介さんを中心に6人の関係を説明すると…
英介さんのお母さんが
加納幸和さん。
英介さんの妹が
小林高鹿さん。
お母さんちのお手伝いさんが
山本芳樹さん。
お母さんのお友達、
砕けた系が
天宮良さん、真面目系が
石井正則さん。
半分は女装慣れしてる人たち。
半分は…未知数な人たち。
しかし、慣れってのは恐ろしいもんで
前日に岡田正さんの凄まじい女装を観たせいか
舞台に現れたサン・フォン伯爵夫人(天宮さん)と
シミアーヌ男爵夫人(石井さん)を何の違和感もなく受け入れてる。。
天宮さんがちょっとよろけたので
お~ハイヒール履いてんのか~と。。
この二人が英介姉さまに「おばさま」と呼ばれてることにも
すんなり順応している。。。
サド侯爵と一緒にベネツィア旅行してきたとか言って
高鹿さんのアンヌが入ってくる。。
お~イケてるじゃないか。。
お母さんお姉さんよりカジュアルなドレスだけど
なんの違和感もなし。。おぉ~。。。
この三人が女装じゃなく、女だったおかげで
退屈な演出にもかかわらず
芝居として成立したと思う。。
女優慣れしてる三人は安定。
英介さんは浮世離れした中にも
凛としたたたずまいがあるので
ラストにも説得力がある。
加納さんは貴族ながら俗物な面もありーで
いわゆる世渡り上手なお母さま。
酸いも甘いも噛み分けたっちゅうヤツね。
花組芝居を一緒に立ち上げた二人の
久しぶりの共演も話題の一つだけど
私は花組芝居を知らんからね。。。
どうでもいい話題なんです。。。
Studio Lifeの山本くん。
出番は少なめだけど
感情を露骨に出さない家政婦は
フランス映画に出てきそうな雰囲気があって印象深い。
石井さんの尼僧服があまり似合わなかったこと以外は
文句なしのキャスト陣でございました。
英介さん、もうそろそろスズカツと切れてくれんもんかな。。
演出家として疑問だもん。
ついでに言うなら脚本家としても。。
物書きさんのブログってさ、
KERAさんにしても大王にしても飯島大先生にしても面白いじゃん。
スズカツブログってつまんなすぎる。
サッカーネタでも何でもいいけど
面白く書けないってのは…ちょっとねぇ。。。