小出恵介くんは初舞台なのね。
小出くんといえば「のだめカンタービレ」の真澄ちゃんが印象深い。
なもんで、女装もちょっと見たかったんだけど。
でも、実際見たら女装二人組の華奢さに比べて
骨太く感じるんで・・・女装は怖いかもね。。
初舞台にしては度胸もあるし
コメディの間もわかってる。
ただ、まくし立てるような独白台詞だと聞き取れないし
動きもテレビサイズになってしまう。。
英語で韻を踏んだ意味のある台詞を、
韻を踏んだ日本語にしただけの松岡さんの訳も感心しないけどね。
シェイクスピア作品の独白ってのは
重要なポイントになる言葉も含まれてるから
声と動きで客席にちゃんと伝えてくれないとね。。
ま、ドン・ペドロたちの芝居に対するリアクションはよかったし
初舞台でこれなら充分ではないでしょうか。
ヒロイン、ビアトリスの
高橋一生くん。
う~ん、上手い。
小出くんのベネディックとの掛け合いでも
舞台不慣れな小出くんをきっちりリード。
ビアトリスってわりと嫌な女だけど
男優がやるほうが嫌な部分が出にくいのかな。
一生くんのビアトリスは憎めないカワイイ女になってました。
登場人物の中で一番バカで単細胞なのが
長谷川博己くんのクローディオだと思う。。
外見だけでヒアローに一目ぼれ。
アプローチは人任せ。
自分が嫌ってる人間を簡単に信用してコロッと騙され、ヒアローに大暴言。
etc・・・
そんなバカをバカと気づかせないように演じた長谷川くんは偉い。
そのヒアローは月川悠貴くん。
女だね。。。何の違和感もない女。
今までもキレイだなとは思っていたけども。
そのキレイさにごまかれてきたけど、今回ようやく気づいた。。
月川くんって女の動きとかドレスの着こなしとかは上手いけど
・・・・・・芝居下手だ。。。
台詞が一本調子。。。
これじゃヒロインに使われることはないわな。。
ともかく。
鋼太郎さん、瑳川さんの手堅さや
大川浩樹さんの悪役ぶりなど
まわりにしっかり支えてもらって
なかなか楽しめる「から騒ぎ」にはなってたね。
キスシーンになったとたん
オペラグラスを構える人たちには笑った。。
視界に入る範囲で10人はいたもん。。
千秋楽だったんで蜷川さんも出てきたカテコ。
それはそれとして。
最後に挨拶があったんだけど。。
仕切ったのは何故か月川くん。。
月川くんの挨拶と紹介で小出くんにバトンタッチ。
予定外だったのか小出くんプチパニック・・
誰が仕切ろうがかまわんといえばかまわんけど。。
なんで月川くんが仕切り役だったのか今も謎。。