正直イマイチ。
出演者はひとまず置いといて。
舞台としての全体の印象を一言で言うと
『もたもたしてる』
暗転の使い方、台詞のテンポ、セット転換。
すべてがもたもたしている。
一幕途中からもたもた感にイライラ。。
というか、始まってすぐの
某出演者ファンによる某出演者登場時の爆竹拍手にイライラ。
拍手のせいで台詞が聞こえなかった。
内容的にはどうでもいい台詞だと思うけど
冒頭一発目の台詞が聞こえないと
これから観るぞーって態勢なのに気持ちが萎えるじゃないか。。
出演者でいいのは
モードの
浅丘ルリ子さん、
ハロルドのママの
杜けあきさん、
牧師の
川久保拓司さん、
ドクターの
村上幸平さん、
警部の
増田雄一さん。
ルリ子さんの細~い体から出てくるシャキッとした声は
超マイペースで超自然体で生きてるモードにぴったし。
さすがに80歳には見えんけど。。
やり手女社長ヘレンの杜さんも上手いなー
この人は間がとってもいい。
見合い相手とか女中とかで出てくる女優さんお二人。
えっと、女中はよかったけどね。
他はねぇ。。。
間の悪さはなんとかせにゃ。
見合いシーンすっ飛ばしちゃえと思っちゃったさ。。
最後の見合いで「イプセンのかもめ」って言ったよね。。
あれは間違えた演技?
それとも素で間違えた?
かもめもイプセンも今年の観劇予定に入ってるから
小骨のごとく引っかかる間違いじゃったわい。。。
ハロルドの
西島隆弘くんだが。
声もよく通るし、間も悪くない。
ただ。。
首吊りとか爆破とか・・・
母親の関心をひきつけようとしているようには見えない。
どっか・・・イッちゃってる子にしか見えない。
モードに恋する過程もあいまい。
ハロルドがちょっと足りない子に見えてしまうので
ハロルドの行動にも言動にも説得力がなくなる。
青井陽治氏の演出、どうも相性がよろしくない。
テンポの悪さは前回の「四人は姉妹」より酷い。
訳もセンスがないと・・・あわわ。。。
それからさ。。。
これって芝居だよね。。演劇だよね。。
カーテンコ-ルの歓声ってどうなのよ。。。
そんなもんよりちゃんと拍手しようよ。。。。