草野球の試合中の三塁側ベンチが舞台。
なので舞台上には砂がびっしり敷いてあった。。
実際の砂よりちょっと粗め。。
埃が舞わないようにとか
後片付けがしやすいようにとかいろいろあるんでしょうな。
バックの書割りは安っぽいけど仕方ないか。。
そんなにお金かけらんないもんね。。
あ。
衣装協力がミズノなのに
小道具のスポーツバッグにプーマがあったぞ・・・
いいのか?・・・ま、いいか。。。
相変わらず脚本がようできとる。
さすが
大先生、それぞれのキャラにちゃんと人生がある。
舞台には出てこない、名前だけの登場人物にも人生がある。。
そして全員がとっても愛すべき人物である。。
こんな脚本書ける人がどんだけいるよ。。
そして出演者。
樋渡真司さんは草野球チームの監督。
んーと、奥さんにも息子にも愛されてる自信がなくて
すべて諦めの境地で生きてる人・・かな。
樋渡さんは普通の人の役が上手いんだよね。
どこにでもいそうなおじさんの役って言うか。。
でもナマで見るとけっこうオトコマエだと思う。。
舞台で観るのは久しぶりかな・・・テレビじゃけっこう見かけますが。
岡田正さんは一応選手?
野球好きだけどヘタクソな設定なんで。。
スコアラーをしてたけど・・補欠かな・・・
岡田さんの台詞で芝居も試合も進んでいくんで
台詞の量もハンパじゃない。。お疲れさまです。。
後悔の中で生きる、人のいいおじさんを好演。
人がいいという点では「お気に召すまま」の役と近いかも。。
そういえば小栗旬くんからお花がきてました。
クソ狭いロビーなんでアレンジのお花ね。
小栗くん劇場の空気読んでるね、律儀だし。。
文学座の
太田志津香さんは恋が命のOL。
文学座所属にしてはクセが強い感じです。。
ピッチャー佐々木を悩殺するとこはめっちゃ笑いましたけどね。。
つか、あそこは客席中が笑い虫にとりつかれておった。。
監督の息子の累治の
鹿野良太くん。
ちょっと前のジャニーズ系ぽい。。
芝居は悪くないけど、怒りっぱなしなんでメリハリに欠ける。。
絶妙のメリハリは岡田さん、女優なら椎子さんが抜群に上手いので
同じジテキン所属だし盗んでみたらいかがだろうか。。
瀧川英次くん。この人ちょっと面白い。。
面白い空気を漂わせている。。
声と間がとってもいい。
謎の助っ人出川を演じているが、
浮くこともなく、でもちゃんと自分の個性もアピールしてる。
とっても面白い役者だ。。
非常に密度の濃い1時間50分どした。
観る気のなかった「ウェディング・シンガー」
帰りに携帯からナビザーブで取ったさ。。
出演者も演出も微妙だけど
大先生が上演台本・訳詞を担当するんだもん。。
一回は観なきゃね。