ダントツで良いのはナンネール。
高橋由美子さん以外に誰がやるよってくらい一体化。
初演以来、ますます深みを増してる。
ナンネールの「そんなこと言わないで」と「パパが亡くなったわ」を名台詞にしてしまった。
由美子ちゃんエライ。
パパの
市村正親さんも深い。
ヴォルフに断絶宣言したパパの奥に深い愛を感じる。
井上芳雄くんのヴォルフ。
いい意味での余裕があるのはいいんだけど
下手すると慣れ過ぎになる危険を感じる。。
アッキーみたいにはなるなよー。
コンスタンツェの
島袋寛子ちゃん。
クセが抜けて素直な歌と演技になってきたね。
喜ばしいことです。
セシリアの
阿知波悟美さんはいつ観ても安心。
ヴォルフの亡骸の傍らの上着から
ニタニタしながら金を持ち去るとこのクソババア加減も
憎たらしいけど上手いなぁって思う。
ここからは・・・辛口になります。。
司教様は誰か他の人に変えてくれんかな。。
棒読みに加えて、唯一の取り柄の声量も落ちた。
もうよかろうもん。。。
男爵夫人の歌はすばらしいんだけど。
前回の完璧さから品がガタ落ち。
演出家の指示か本人の工夫か知らんが、
パパとヴォルフの決別でやれやれ┐('~`;)┌みたいな仕草はダメじゃろ。
星金がどうしてもクローズアップされるけど
男爵夫人の最大のポイントは星金リプライズにある。
あそこに持っていくためには
必要以上に人としての感情を出したらいかんじゃろ。
カツラも品がない。
他にこの役をやれる人が見当たらんのだから
香寿たつきさんがこんなでは困る。
シカネーダー登場のノリはいいんだが。。
もうボイトレする気はないんかのー。
革命のとこが一向に上手くならん。。
♪パ、リ、に、かく、め、い、が。・・・イラッとする。
いい作品だと思うんだけど。
演出家と一部の出演者、
それと客が慣れすぎてきてるのが怖い。
いっそのこと演出家を変えてみるってのは・・・
ありだと思います。