とある国のとある町。。村?
何があったかはわからないけど、
この国は何処も壊滅状態。
その町にやってきたのは5人の来訪者。
ボランティアで手助けにやってきたらしい。
その町で出会った双子の老姉妹や三世代家族。。
みたいな話です。。おおざっぱですが。。
正直、観た直後はタイトルの意味がまったくわかりませんで。。
時間がたった今は、なんとなく、なんとなーくですが、
ちょっとわかったような気がしてます。
上手く説明できませんけど。。
役者紹介の映像とのコラボや照明の使い方なんかは
ケラさんらしくいいセンス。
セットも元々はアーケード街だったってんで
客席上部にまで張り出して、壊れた屋根が作られてる。
いつも凝ってますな。
最後のレーザーはなんかよくわかりませんでしたが。。
で、出演者ね。
双子の老姉妹の
犬山イヌコさんと
松永玲子さんがダントツ。
イヌコさんはいつものことだけど
こんなに力抜いて楽しそうな松永さんは久しぶり。
みのすけさんにしろ
三宅弘城さんにしろ
峯村リエさんにしろ
村岡希美さんにしろ
ナイロン役者はほんと上手いね。
あ、みのすけさん、結婚おめでとうございます。
そんなナイロン役者で今回久しぶりによかったのが
老人の妻の
長田奈麻さん。
あんまりいい役をふられない事の多い長田さんですが
役もいいけど、芝居もやりすぎず引っ込みすぎずでよかったっす。
大倉くんはね・・・彼が悪いわけじゃないんだけどね。
脚本どおりなんだろうからね。。
客演陣では
緒川たまきさんがいいねぇ。
さすがに常連だし、夫婦だし。
ケラさんもよくわかって書いてるし、緒川さんもよくわかって演じてる。
マギーさんも相変わらず肩に力の入らない感じがいいっすね。
小出恵介くんと
谷村美月ちゃん。
悪くはないんだけどね。。
そこそこ出番もあるし見せ場もあるわりには
あんまり印象に残ってないんだな。。。
あのくねくねした生物は何なのかとか
いったい何が起こってこうなったのかとか
みんなこれからどこ行くんだとか
普通に疑問に思うことに対して何一つ説明はないけど。
わからなくてもいい。
そこはそんなに重要じゃないからね。
なんだか妙に心に残る作品です。