浅野さんはモジョ以外に案内役のナレーター、
せんずりギャング、ミキボーの母、ミキボーの父、バスの男、チケット売場の女、懐中電灯の女。
石橋さんはミキボーとファックフェイス、
第一の女、第二の女、モジョの母、モジョの父、アイスクリームの女、少佐、シドニーおじさん。
ちょっと引っ込んで変わる時もあれば
その場で帽子かぶったりエプロンはめたり上着羽織ったりで変わる時もあれば
立ち位置や目線や姿勢や声を変えるだけってのもある。
これが二人とも口あんぐりするくらいお見事で。
小道具関係の細々した移動ともによく混乱しないな~と。
弱虫なくせに強がりたい、でもやっぱりヘタレなモジョ。
家に帰れば遊び人の父さんと精神的に不安定な母さんに心を痛めて。。
ミキボーんちの陽気な母さんと父さんがちょっと羨ましかったり。
ビビりなんだけど押しの強いミキボー。
貧しいけど陽気な家族と住んでる。
ファックフェイスにチャリを盗られてふてくされてるところにモジョが来る。
すぐに友達になって・・・映画を一緒に見に行って・・・
子供の世界の争い事とは別に、街では宗教的な血生臭い争い。
それが否応なしに子供たちの世界も巻き込んでいく。。
大きくなって偶然再会した二人はお互い気づかないふり。
でも一緒に過ごしたあの夏のことは忘れてなかった。。
少年たちだけの大事な夏の思い出を
純粋に複雑に描き出した浅野さんと石橋さん。
ラスト泣きそうになったよ。。
こんないい芝居が下北沢の小さな劇場で観られます。
たった一時間半、時間もそんなに取られません。
3500円、お得ですよ~