というわけで、なんとなくモヤモヤとしたものが残ったわけですが。。
出演者には文句ありません。
ってか、皆さん面白かったっす、はい。
ソフトな白鳥麗子みたいなヴィクトリアと
ヴィクトリアに振り回される2人の夫の話です。
2人の夫はどっちも将校さんなのにねぇ。。
何やってんだよってコメディです。。。
松たか子さん、いいですねぇ。。
この人は常に進化していく。。
自分のことしか考えてないヴィクトリアを
嫌味なく可愛く罪なく演じるって素晴らしい。
死んだはずの最初の夫ビルが
段田安則さん。
ビルの親友で二番目の夫フレディが
渡辺徹さん。
段田さんの上手さは言うまでもなく。
徹さんはこう見えても(失礼)文学座ですから。
演技はちゃんとしてます。
けっこういいコンビネーションだったね。
この母にして娘ありのヴィクトリアのママが
新橋耐子さん。
素晴らしいです。的確です。キレイです。
ヴィクトリアが歳取ったらこうなるであろうママでした。
実業家のペイトンさんは
皆川猿時さん。
ヴィクトリアの3人めのターゲットですな。。
暑苦しくていい!(褒めてます)
商売で成金になったんだから頭はいいんでしょうが
美女に弱いおバカな男ってのが意外にはまる。
弁護士に雇われた別れさせ屋の女?ミス・モンモラシーは水野あやさん。
いったい誰なんだメイクです。
素顔がわからんくらいの凄まじいメイクです。。
弁護士ラーハムさんは代打の
猪岐英人さん。
代役としては上出来っしょ。てか、上手いでしょ。
これを大森さんがやってたら・・・と想像してみたけど。。
別に大森さんじゃなくてもねぇ。。
コックの応募に来たポグスン夫人は
池谷のぶえさん。
ワンシーンでもったいないけど池谷さんに限ったことじゃないしね。。
こんなコックなら雇いたくないよね。。
何でヴィクトリアは引き止めるんだろ。。
それにしても。。
この芝居に出てくる女たちって自己主張が強すぎる。。
で、唯一自己主張しない女、ネイリストの
西尾まりさん。
冒頭でヴィクトリアの基本性格を客に見せる役割。
その後は一度も出てこないのがもったいない。
メイドが
皆戸麻衣さん。
ナイロン女優、こういうマイペース女は上手い。
書きながら思ったんだけど。
離婚するのにあんな小細工しなきゃダメなの?
裁判しなくちゃ離婚できないの?
90年前のイギリスってめんどくさいのねぇ。。
あ、カトリックだからかしらん。。
二回の休憩中、幕の向こうでセットチェンジの
バリバリバリッという音が派手に聞こえてきた。。
気になってしょうがない。。
いっそ幕上げてセットチェンジ見せてくれぃ。
ていうか、一幕二幕は休憩挟まなきゃダメだったのかな。。
一気に観せてくれたらなぁと二幕観ながら思ってた。。
面白くなくはないけど。。
不完全燃焼です。。