市原くん初舞台なのね。
テレビなんかだと口先発声だからちょい心配しておりましたが。
発声ちゃんとしててびっくり。
たまに間が悪かったり、笑い声を出せなかったりと改善点はありますが、
初舞台でこれなら無問題。
市原くんブログに「大楽が終わって舞台を好きになった自分がいる」
ええこっちゃ。
若い才能はどんどん舞台で揉まれたらいい。
中井の兄貴は舞台だとなんとなーく情けないオッサン役が多いです。
今回も気弱で仕事も出来ない・・・リストラ親父。
足の骨折で動きも多少制限されますが
それも含めて体の動きや台詞回しが絶妙。
初舞台の市原くんへのさりげないフォローもGJ。
キムラ緑子さんは兄貴の明るく元気な奥様。
もうね、完璧。
ドリさん素敵。
中尾明慶くんは市原くんの子分のチンピラ。
去年のTeam申を観て以来の中尾くんは頼もしかった。
これまた市原くんをさりげなくフォローしつつ
従順かと思えば野心満々の子分を好演。
そしてこれまた初舞台の
石橋杏奈ちゃん。
18才ですよ。現役高校生ですよ。
いやー舞台度胸ありますなー。
これといった難もありませんしね。
オイシイのは
外山誠二さんの院長先生・・・もどき。
この人がいらんこと言うて
兄貴と市原くんの思い込み症候群が始まるわけですしね。
オチも全部さらっていきよりましたからねぇ、院長もどき。
菊池均也さんはワンシーンですんで印象に残りにくいっちゃ残りにくいです。
が、兄貴に対してとドリさんに対しての二面性は
この作品の象徴でもありますな。
それと中尾くんに脅されて市原くんを刺す男。
なんか眼を引く存在で。
誰やねん?と確認したら
伊藤俊輔さんという役者さん。
演出の田村孝裕氏主催の劇団ONEOR8所属。元は芸人さんらしい。
ほぉ。。。
すべての役は、
人間が元々持ってる二面性というものを明確に持っておりまして。
ま、脚本の関係で多少わかりづらくはありますが。
なもんで、観た直後は気づきませんでしたけど
あとから「おーなるほどー」と思った次第で。
観た直後に感じたよりも
奥が深い作品かもしれんね。。