そういうわけで。
いっちゃんのマックス教授とシンディのヤンの関係よりも
教授と妻、娘、孫との関係のほうがわかりやすくて面白い。
プラハのヤンのアパートのシーンはやたらと退屈。。
なもんで、プラハのシーンでしか登場しない役者さんの印象は極めて薄い。。
頻繁に出てくる当時のロックとレコードジャケットなんかも
あんまり効果的に使われてないし。。
だいたいヤンも僧正の・・・役名なんだっけ・・・
あの二人はただのロック好きであって
ロックで世界を変えようとも思ってないでしょ。
西側諸国の低俗な(と思われてた)音楽が取り締まりの対象だったってことでしょ。
東側では自由がないことの象徴みたいなもんでしょ。
あとはイギリスに住んでる教授の家族との繋がりアイテムみたいな。。
"ロックは世界を変えられるのか?!"このコピーにだまされたなぁ。。。
ということで。
イギリス共産党員のマックス教授の半生を軸にした
家族と教え子との物語として観たほうがいいかもね。。
で、印象的な出演者は・・・
やっぱり菜津子姉さんダントツだな。
一幕では教授の癌に犯された妻エレナ。
同じケンブリッジ大学で先生をしてたらしいけど、
今は療養中で、たまに自宅に教え子が来て教えてる。
知的で、でも病気で精神的に参ってる悲しい女性。
二幕では教授とエレナの娘エズミ。
両親とは違ってちょっとはみ出した人生歩んできた人。
昔はドラッグやってたらしいが、今はニコチン中毒。
演技的にも見た目的にもちゃんと違う女性になってる。
バカオヤジの罵声に怯むことのない肝の据わり方もステキです。
いっちゃんは・・・まだマックス教授の全体像が掴みきれてなかったかも。
家族とのシーンはいいんだけど
ヤンとの絆があんまり見えてこない。。
これはシンディも同じですが。。
黒谷友香さんの・・・役名なんだっけ・・・
パンフ買わなかったんだよね・・・2000円もするんだもん。。
配役表ぐらい置いとけよ、ホ★プロ。。
あ、黒谷さんね、彼女はつかさん舞台にけっこう出てたよね。
演技的には問題ないんだけど、実力から考えると役が軽い。。
この作品ね、この役いらないだろって役が多い気がするんですよ。
無駄な役っていうか。。
黒谷さんの役は必要だと思うんだけど、
他の不必要な役の影響で、出番も少なくて印象に残りにくいんじゃないかと。
あー、なんか時代背景がわかりにくい上に無駄が多い舞台だったかも。。
ロックンロールってタイトルのわりに
ロックが効果的に使われずじまいだし。。
テンポも悪かったしな。。
まだ初日開いたばっかりだったからかもしれんけどね。。
なんにしても・・・結果的には・・・つまんなかった。。