というわけで。
今回、話の内容よりステージングが印象に残ったの。
三部作すべて井手茂太さんの振付・ステージングなんだけど
『夢の痂』がいちばん井手さんらしいなぁって。
井手さんらしさがどんなもんかは、よくわかってないんだけど
9人のフォーメーションというかアンサンブルというか、
そういうのがなんとなく井手さんらしいなぁって。
あとは音楽ね。
いつもの宇野誠一郎さんの曲に加えて
有名楽曲に歌詞をつけましたみたいなのも多くてね。
知ってる曲もいくつかあったし。
裂け目と痂の最後、マック・ザ・ナイフですが
歌詞はおもいっきりひさし調。。
そのアンバランスもまたよし。。
あ、そうそう。
これジャズですからね、後ろカウントで手拍子したいんだけど
どうも全カウントとっちゃう人多数で。。。
客の年齢層幅広くて若い人もいるんだけど
年配の方のほうが多いからねぇ。。
出演者は素晴らしい。
達者な役者集めただけあって穴はまったくない。
その中でも
角野卓造さんの上手さは異常。
神レベルといっていいくらい。
こんなすごい人をネタにすんじゃねー、ハリセンボン。
お見合い写真に、三部作に関わった
カズさん、大鷹さん、克実さんの写真が使われておりまして。
なぜか克実さんの写真の時だけ笑いが・・・
なんでですかねー。。。
裂け目、涙、痂と続いた三部作。
アクシデントもありまして。
それなりに思い出深いもんになりました。
こういうの、また何年かしたらやるべきだと思うんですけどね。
なーんかさ。
今後の新国立にもこまつ座にも不安を感じるんですな。。
数年後、こんなのをやれる土壌が日本の演劇界にまだ残ってるといいけどね。。