一幕では・・・あのアクシデントで記憶も飛んでるけど。。
主に登場人物の関係性の表現が主だったかな。
三田和代さんは腕のいい女弁護士。
娘の
大和田美帆ちゃんを連れて再婚した相手が
辻萬長さん。
義理の親子ではあるけど上手くいってるらしい。
バンチョウさんが弁護士志望として連れてきた食堂の息子が
小林隆さん。
美帆ちゃんに気があるらしい。28才・・・らしい。。
美帆ちゃんの幼馴染で朝鮮人、片岡組の跡取息子が
福本伸一さん。
丘の桜がどうたらこうたらという歌の権利を巡って
弁護士事務所に飛び込んでくる元気な二人が
春風ひとみさんと
土居裕子さん。
三田さんに東京裁判被告の弁護人補佐の仕事が舞い込んできて
弁護士事務所が手薄にならないようにと来てもらったベテラン弁護士が
木場勝己さん。
東京裁判の弁護人をやるに当たって報酬が出ないとわかり
街で街頭募金を始めた一同(何故か春風さんと土居さんも参加。。)
それは困るとバンチョウさんを呼び出した日系二世の米軍人が
石田圭祐さん。
そのおかげで日本人弁護士たちにはGHQから報酬が出ることに。
二幕が始まってコバさんが出てきた後くらいだったか、
舞台上部の照明のみが残り、他のすべての照明が消えた。
復活したかと思うとまたすぐに落ちる。
おかしいなぁ・・・と思っていたけど
舞台上の役者さんたちは芝居を続けている。
舞台の真ん中辺りだけは明るいけど
役者さんたちの表情はまったく見えない。
舞台前方の上手と下手に分かれた福本さんと美帆ちゃんは
うっすらと影しか見えない。。
完全におかしい。
シーンが終わった後に舞台監督が出てきて説明。
ここで20分中断。
部品かなんかを変えるということだったので仕方ないけど
ちょっと集中力を削がれた。。
でもしょうがない。外に出て一服した後ひたすら待つ。
ちょっと前に戻って「♪相棒ソング」からやりますというので
三田さんとバンチョウさん、後ろのセットの影に美帆ちゃんスタンバイ。
福本さんが駆け込んできて、なんで警察は動いてくれないのか云々。
三人の弁護士が福本さんに説明説得してるところでまた照明が落ちた。。
緊急処置で正面のライトを拡大するのが精一杯。。
また芝居が止められた。。。
役者さんたちは肩を落として引っ込んでいく。
美帆ちゃんは客席に向かって深々と頭を下げて引っ込んでいった。。
ブカンに変わってもっと上の人だかが出てきて
復旧は難しいこと、今日は中止にすること、振替も難しいこと、
返金などに関しては今ロビーで準備してますということの説明。
客席はたぶん振替が無理なことに反応したと思うんだよね。
三部作と銘打ってるわけで、
全部観る予定にしてる人は多いと思うんだな。
これだけ観られないなんて・・・それは酷というもんです。
お金の問題じゃないのよ。
センター前方に座ってた方が普通の明かりがついてる舞台を指して
これでやればいいと提案。
客席は大拍手。もちろん私も拍手に参加。
客席一体となって劇場側にプレッシャー。
それはそれとして。
こんな状況になってしまったもんで
芝居を観る集中力は完全に切れてしまった。
なんやかやで再開。
三たび登場のバンチョウさん三田さん美帆ちゃんに客席から大拍手。
気持ちを調えるのは大変だったと思うけど
よく出てきてくれましたの拍手。
「♪や!相棒くん♪」のテンションが前二回よりも高かった。
しかし・・・こちらの集中力は切れたまま。
また中断するんじゃないかとひやひやしながらの観劇。
芝居を観に行ったというよりハプニングに遭遇しに行ったような。。
劇場側の対応に言いたい事はいっぱいあるけど
もういいや。。国立なんてそんなもんだと思うしかない。。
そういえばこの芝居の中にもありましたね、そんなセリフだか歌詞。。
「僕たちは捨てられた ただそれだけのこと」
このアクシデントで真っ先に見捨てられようとしたのが客だったってだけです。
でもあの状況でテンション上げて
芝居を最後までやってくれた役者さんたちには本当に感謝。
そんなわけで感想といえる物は書けませんが。
春風さんと土居さんの歌声が超キレイだった。
ちょっとお茶目な三田さんが可愛かった。
バンチョウさんと木場さんは相変わらず上手い。
美帆ちゃんの真摯さには感動。
コバさん28才って(笑)
石田さんの声、バリトンみたい。
いまだに学ランが似合うのね、福本さん。
こんな感じでしょうか。。
このくらいしか。。ねぇ。。。