芝居そのものは面白い。
そもそも戯曲がようできとるしね。
この手の芝居で
キョンキョンや
優ちゃんはどうなんだろうって
ちょっとだけ思ってたけどね。
強烈な個性の
渡辺えりさんや達者な
村岡希美さんにも全然負けてない。
何の違和感も不自然さもなく
四人の女優のぶつかり合う芝居を堪能したなぁ。。って感じ。
中でも蒼井優ちゃんにはびっくりした。。
出てきた時には女優Dはすでにおかしくなってるんだけど
そのおかしくなり加減が絶妙なのね。
かぶりつきなもんだから、細かい表情までよく観れて。
優ちゃんの表情が赤ちゃんみたいに無垢なわけですよ。
これが逆に怖くてねぇ。。
死んじゃった後が更に無垢さが増しててねぇ。。
幽霊の先輩、女優Aと女優Bがなんだか娘の世話やいてるみたいで。
あ、女優Bのキョンキョンは
えりさん女優Aのファスナーあげてやったりもしなきゃなんないから忙しい。。
三人になればいろんな芝居ができるよなぁって感じで
『三人姉妹』を始めちゃったABDが微妙に嬉しそうなのがなんとも。。
えりさんキョンキョンの掛け合いは
面白いけど、ABの哀れさを感じるし。。。
村岡さんの女優Cの役付ゆえのイライラ感とか
殴っちゃった後の躁状態とかも哀れ。。。
笑えるところもいっぱいあるけど
それが逆にもの哀しい。。。
見所だらけの80分でした。
トラムに入ってちと思ったんだけど。
『楽屋』という芝居にはトラムでもちょっと広いかな~と。。
立ち見も出る盛況ぶりなので
これ以上狭いところではできないだろうけど
これ以上広いところでやる芝居でもないよなぁ。。
けっこういろんな組み合わせで観たい芝居。
もうすぐOFF OFFシアターでも始まるんだよね。。
OFF OFFシアターの『楽屋』ちょっと興味あるんだけどね。。。