狂人の弟(詩人)、その兄と父親。
そしてト書き。
副題には『新宿薔薇戦争』とある。
その筋の人たちが集まる街の公衆トイレが舞台。
舞台の上には無造作に寄せられた机4つ。
そのまわりに椅子4つ。
きちんと並べられてない机は
手作りの棺桶を表してるのかな。。
まあそれはそれとして。
この戯曲はリーディングにはむかないんじゃなかろうか。。。
当時の公衆トイレの様子がわからないんで
頭の中に映像として浮かんでこない。
ト書き担当の内田淳子さんの淡々とした喋りは
聞いてて心地よいし
かなり細かい描写がされてるんだけど
トイレの構造がわからない。。。
ゆえに、それぞれがいまどこにいるのか
いまいち把握できない。
それ以上にリーディング向きじゃないと思う理由。。
台詞を聞きながら、ト書きを聞きながら
なんか物足りないなーとずっと思ってた。
音が足りない。
起きた出来事に対する
具体的な音が欲しいわけではないけど
台詞とト書きだけでは間がもたないことが度々。
上演データを見てちょっと納得。
蜷川さんはバッハ+ボブ・ディラン+キング・クリムゾンを使ってた。
どの曲を使ってたかは知らないが
なるほど~っていう作曲家、ミュージシャン、バンド。
でもこの戯曲でなんかの曲を使うなら
リーディングでは物足りなくなるだろうと思う。
ちゃんと芝居作っちゃったほうがいいってことになる。
やっぱりリーディング向きじゃない。
今回のリーディングシリーズ、
どの戯曲をやるかは
演出家が決めたらしいが。。
リーディング向きかそうじゃないかを見極められなきゃね。。
そうじゃない物をやるんだったら
もっと演出的な工夫がないとね。。
読めばいいってだけなら
演出家なんて要らないじゃん。
今日も客席に福士さんがいた。
他に浩介さんと衣ちゃん。
開演直前、最後列で演出の桐山氏が
「緊張するー」と言ってた。。。
自信持って演出しなきゃ。。
緊張してる場合かい。。。
お詫び。
昨日の記事は消しました。
下手すると個人攻撃ともなりかねないので。
コメントや拍手くださった方、ごめんなさい。
すでに読んじゃったという方も
「ふ~ん」で済ませていただければ幸いです。